カルガモ母の愛の物語

昨日は心癒される出来事に遭遇しました。

いつもの柏尾川沿いのコースを走っていた時のことです。
前方に何とカルガモ親子が歩いているのを発見したのです。
テレビで観るのとおんなじでお母さんガモを先頭に５羽の子ガモたちが歩いています。お母さんの１歩に対してちいちゃな子ガモは４歩くらい歩かなくてはならないのでお尻をふりながらちょこちょこ必死で付いて行く姿は本当かっわいい～～～～！
ところがその後事件が起こったのです。

道路の端まで来ると母さんガモは下の川に飛び降りました。子ガモたちは恐らく初体験だったのでしょう「怖いなぁ～、大丈夫かなぁ」という感じでしり込みをしていましたが、お母さんとはぐれたら大変とばかりに、えいや！っと次々に飛び降りて行きます。しかし、最後の１羽がなかなか飛び降りられないのです。でも、ようやく意を決したように飛び下りたのでひと安心。
しかし、川を見ると子ガモは４羽しかおらず、最後に飛び下りた１羽が飛び下りた場所の茂みから出て来ていないのです。
そこからが大変！母さんガモは1羽足りないことに気づくと川の中で「グァグァグァ」と鳴きながら必死に探し始めました。
でも、その茂みの中にいるとは知る由もなくあっちへ行きこっちへ行きして「どこどこどこ？」と鳴き続けます。私はその時点で涙が出てきてしまいました。「お母さんそこの茂みの中にいるわよ」と声をかけてもわかるはずがありません。
そして、とうとう、あきらめたのか母さんガモは４羽の子供を連れて少し離れたところに行ってしまったのです。
私も｛あの子は首の骨でも折って死んでしまったのかも？」と思って帰りかけました。
ところが、なんと思い直したのか、母さんガモがまた戻って来て茂みのあたりを探し始めたのです。
すると、奇跡が起こりました。子ガモがその茂みからよろよろと出てきたのです。
そして、ようやく「涙のご対面！」となりました。（涙を流したのは私ですが）ヤッター！バンザーイ！
ついに母の愛が勝ったのです！
こうして、約５０分間の愛のドラマは、めでたしめでたしで幕を閉じたのでした！完