「源氏」の翌日は「平家」

私が「鎌倉のお寺で源氏や平家の語りをやりたいなあ」と思いついたのは
去年の９月でしたが、不思議なことにそれからは何故か源氏や平家そして鎌倉に
関係あることがどんどん起こるのです。
やっぱり、私が静御前の生まれ変わりで語りや鎌倉の歌を歌うのは
当然の運命だったのかしら？笑

ということで一昨日は３月の「語り」の会場である妙本寺のすぐ隣の本覚寺に
その「語り」の衣装担当の高岡先生がちょうどいらしてていて衣装合わせが
できましたが、その翌日の昨日はなんと平家物語に出会ったのです。

それは鎌倉生涯学習センターで開催されている「版画　平家物語　井上員男展」
高さ１．６メートルもの６曲１双の屏風絵になっていますが、その素晴らしさは
実際に見てみないとわからないと思いますが、ものすごい人数の人が描かれているのに
その一人一人の表情が全部違うのです。しかもそれが版画で描かれているのですから！！

平家物語の中から１２のシーンが描かれていましたが、その中に私が３月の語る
「平敦盛」の場面である一ノ谷の合戦もありました。その場面の「平家物語」の
文章も屏風に書かれていましたが、それを読んで涙が出て来ました。
そしてそれを自分が語るのだと思うと身の引き締まる思いがしたのです。
３月に向けていい刺激になりました。

１４日まで開催されていますので皆様是非お出かけくださいませ！！