リーチのポライトネス理論

おはようございます!

今日のタイトルをご覧になってすぐに「何か難しそうな話をするのかしら?」と引いてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえ、決して難しい話ではなくて、昨日の言葉遊びの続きのようなものですから肩の力を抜いて見てくださいね。

これは社会言語学にある理論で以下の6つです。
1.気配りの公理:相手の負担を最小に、利益を最大にする
2 寛大性(寛容)の公理:自分の利益の最小に、負担を最大にする
3.是認の公理:相手への非難を最小に、称賛を最大にする
4.謙遜の公理:自分への称賛を最小に,非難を最大にする
5.合意の公理:相手との相違を最小に。合意を最大にする
6.共感の公理:相手との反感を最小に、共感を最大にする

このように列記するとやっぱり難しいようですが、実は私たちは会話の中でこれらの公理に則って話しているんですよ。

例えば
人に何かを差し上げるときによく言う「これつまらないものですが・・・」は「謙遜の公理」ですし、相手が気に入ってるらしい服を着ていて「これどうかしら?」と聞かれると、心ではあまりに逢っていないと思っても「あら、素敵!」と言ってしまうのは「共感の公理」が働いているからなんです。
こうやって見てみると上記の6つは日本人のためにあるような理論のような気がします。
やっぱり日本人はポライト(礼儀正しい・上品・丁寧)なのですね。

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リーチのポライトネス理論 への6件のフィードバック

  1. みこ のコメント:

    おはよう
    なんだか難しいけど
    つまり、本音と建前があると
    言うことかしら。
    心底本音で話せる人は
    なかなかいませんね(*^_^*)

    • GreenVoice のコメント:

      みこちゃんおはよう!そうですね、本音と建て前と言ってもいいかもしれませんね。日本は建て前を使うことで人間関係をうまくいかせていると思います。でも、これが海外では通用しない場合も多いと思います。例えばプレゼントの時に「つまらないものですが」なんて言ったら「つまらないものをくれるの?」と取られてしまいますからね。

  2. エンチャン のコメント:

    みどりさん 今日は。
    このブログの内容は「日本語教師養成講座」のテキストからですね。
    我々にも参考になる様な内容が有れば適宜紹介して下さい。

    • GreenVoice のコメント:

      エンチャン今晩は!これは特にテキストからではなく社会言語学からです。また、参考になるようなことがあったら書かせて頂きまーす。

  3. あっきー53 のコメント:

    みどりさん
       今晩は!
    この理論を見ただけでも
    肩の力を抜く何処ではなく
    「東海林太郎」になっちゃいます!!
    よく言葉の吟味をして生きます!!

    • GreenVoice のコメント:

      あっきーさん今晩は!このように何々理論と書くと難しいようですが、実は普段私たちが無意識にやっていることなんでーす。だから「とうかいりんたろう」さんにならなくてもいいですよ!笑。

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