「歌詞の何故?」シリーズ第2弾

おはようございます!

今日にも「緊急事態宣言」が発令されようとしています。
世の中はますます暗く重い雰囲気に包まれそうですので、せめてこのブログ上だけでも笑って頂けるような明るい話題をお届けしたいと思っております。

昨日は「さくらさくら」の歌詞の何故?をお届けしましたが、今日は同じく童謡・唱歌の一つである「夏は来ぬ」という歌です。
まずはこの「曲名」からしてちょっと変だと思った方もいらっしゃいませんか?
そうです!何故「夏は来ぬ」と否定形なのか?
多分、皆様はおわかりだと思いますが、これは現代語だと「こぬ」と否定語になってしますが、「きぬ」と歌っていますから、これは文語です。
そうです、「来」(き)はカ行変格活用動詞「来」(く)の連用形、「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形で、全体では「夏が来た」という意味になるんです。この歌は明治29年に発表された佐々木信綱作詞の歌ですので、「言文一致」がまだそれほどいきわたっていなったために文語がつかわれたのかもしれません。歌詞を見てみましょう。

♪ 卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ

確かに文語体で書かれていますね。

笑えるのはここからです。
実は私は子供の頃「卯の花」はウツギ」という木の花だということを知らずに、「うの花」は「おから」のことだと思っていたのです。
つまり「どこかの家でおからを作っていてそのにおいが垣根から匂ってきているのね!おいしそうな歌だわ」って思っていたのでーす。

笑って頂ければ幸いです。

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「歌詞の何故?」シリーズ第2弾 への4件のフィードバック

  1. みこ のコメント:

    おはよう
    朝からいろいろと
    笑わせてくれてありがとう
    夏が来たよりも
    来ぬの方が素敵ですね。
    子どもの頃から卯の花とは言わず
    おからでしたね
    うちにウツギがあって
    卯の花が咲きますよ(^_^)

    • GreenVoice のコメント:

      みこちゃんおはよう!私はウツギという木があることも昔は知らなかったのよ。だから、おからのことをうの花と呼ぶことを知って当然歌のうの花はおからだと思っちゃったのです。
      歌詞を調べてみると知らないことがいっぱい出て来て面白いですよ。

  2. エンチャン のコメント:

    みどりさん 今晩は。
    思わず笑ってしまいました。
    歌詞の分析はさすが国文科のJDですね。
    何気なく聴いたまま歌っている歌の歌詞を文字で見てみるとこんな歌詞だったのかと思う歌が有ります。
    たまにはちゃんと歌詞を確認しないといけないですね。

    • GreenVoice のコメント:

      エンチャン今晩は!毎月デイケアセンターで「歌のお姉さん」のボランティアをしていますからその予習でいろいろ勉強しました。童謡唱歌は明治・大正時代の曲も多いので文語体の歌詞も多いのかもしれません。

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