常夏

おはようございます!

今日は『源氏物語』について少し書いてみましょう。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

『源氏物語』は紫式部の著した本で、通常54帖よりなるとされる。おおむね100万文字・22万文節、400字詰め原稿用紙で約2400枚に及ぶおよそ500名近くの人物が登場し70年余りの出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語である。物語としての虚構の秀逸、心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美と美意識の鋭さなどから、しばしば「古典の中の古典」と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされる。(ウィキペディアより)

54帖もあるので写真ような本でも6冊になるのです。国文学の試験に合格するにはその内容を覚えなくてはならないのですから、私の苦労もお分かりいただけるかと思います。

その54帖の1つに「常夏」という帖があるのです。『源氏物語』の事をあまり知らなかった私はこの「常夏」という言葉を見た途端ハワイを思い浮かべ、「この時代にハワイなんてあったのかしら?」って不思議に思ったものです。笑
でも、実は「常夏」とは花の「撫子」の古名なのだそうです。知ってました?
そして、この帖は光源氏が養女玉鬘に詠んだ和歌「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」と、玉鬘がその歌に返した「山がつの垣ほに生ひしなでしこのもとの根ざしをたれかたずねん」に因むものなのです。
ね、『源氏物語』の勉強って本当に大変でしょ?
さあ、今日も100万文字に挑まなくっちゃ!!

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常夏 への5件のフィードバック

  1. みこ のコメント:

    おはよう
    今日も朝は寒いです。
    常夏とはなでしこの事なの?
    良い事教えてもらったなー^_^
    紫式部は何年かけて
    源氏物語を書いたのですか?
    先生教えてください(^_^)

    • GreenVoice のコメント:

      みこちゃんおはよう!いい質問なのですが答えにくい質問でもあるのです。それははっきりしていないからです。しかも、全巻が紫式部が書いたものではなく他の人も書いているという説があるくらいなのです。でも、成立年代は1008年くらいだろうと言われています。

  2. みこ のコメント:

    そうですね。
    昔だから記録がないですね
    先生ありがとう(^○^)

  3. エンチャン のコメント:

    みどりさん 今晩は。
    私も当然「とこなつ」と読んでもう夏の話かなと思いましたよ。
    本は原文で読んでいるのでしょね。
    みどりさんにとって源氏物語の最大の魅力は何でしょうか?

    • GreenVoice のコメント:

      エンチャン今晩は!ハイ『源氏物語』は三田国文研では原文で読んでいます。『源氏物語』の最大の魅力?うーん、まだわかりません。今探っているところです。逆に言えば探れるところが魅力なのかも?ですね。

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